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わんにゃご2001 

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2008年 06月 26日

生い立ち

茶々がいなくなって、幸せになったのだから、寂しがらないようにしよう、と思いつつ、
今頃、どうしているかなあ。。。
新しい環境に慣れたかな。。。など、
時折、ちゃーこ、と呼んでしまう自分に、苦笑い;;;

ちびが眼を開けて寝てる。こわ!!

ちびすけと、しまじろうが生まれたのは、一年前の5月頃のこと。
茶々のお母さん猫と同じ母猫 ちいこさんの最後の子供達です。
ちいこさんは、ちびすけとしまじろうが我が家に保護された後、reiさんが避妊手術とワクチンなどのケアをしてくださって、相良のおうちでのんびりと暮らしています。

最初にこの子達と出会ったのは、去年の7月頃だったでしょうか。
廃車のおじさんのところに、成猫と子猫がわらわらといるのをマットが見つけました。
ちびがいなくなって、ひとりぼっちだったマットは、外で暮らす猫ちゃんに興味を持ったのでした。
ある時は、道路の真ん中でおっぱいを飲んでいたり、私達を見つけるとおじさんの宝の山に隠れたりしました。

夏が終わる頃、子猫の数が一匹、また一匹と減ってゆきました。

秋が来て、私はおじさんに声を掛けるようになりました。

成猫はちいこさんと、茶々のおかあさんのクロちゃんの2匹。

クロちゃんが同じ親を持つ、別の時期に生まれた猫だということも、おじさんと話をするうちにわかったことでした。
そこには、同じ位の子猫がいました。
トラちゃんというキジトラの子。
クロちゃんは、冬が近付いたある日に、ちびすけとしまじろうを、廃車のねぐらから追い出しました。

初めてちびすけを水門付近で見かけたとき、左目が傷つき、目が潰れているようでした。
今でも、角膜に傷が残っています。
耳の付け根にも傷跡が残っています。

生い立ち_a0096810_21484425.jpg


数日経ち、目がぱっちりと開いていたのを見たとき、この子たちが自分達で舐めて治しただろうことを思うと、健気に兄弟が寄り添って生きる姿が垣間見え、可哀想でなりませんでした。

生い立ち_a0096810_21504812.jpg


しまじろうは、左耳に傷跡が残っています。

野良猫と呼ばれる子達の環境は過酷です。

おじさんに聞いたところ、この子達の兄弟は、みんな居なくなってしまったそうです。
ちびすけとしまじろうは、力を合わせて、道行く人に助けを求めていたのでしょう。
マットの足音が近付くと、どこからともなく、二匹で現れては、私達の手にある小魚を喜んで食べました。

しまじろうはとてもびびりで、人馴れをしていたちびすけが自らキャリーに入ったのに逃げられてしまい、一日遅れで抱きかかえて保護しました。
実はとても甘えん坊です。
家族とそれ以外の人を区別して、逃げ隠れてしまいます。

生い立ち_a0096810_21585412.jpg

マットは、左耳がぎざぎざです。
100分の5の幸運に恵まれて、私のところにやってきました。
生後半年間は、どのように生き延びてきたのでしょう。
マットの兄弟は、レスキューできませんでした。

辛い経験をしてきた3匹の可愛い子達。
これからも、ずっとずっと一緒だよ。

by chibi_mat | 2008-06-26 22:03


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